【ニキ・ド・サンファル展】
●六本木・乃木坂 新国立美術館 ●2015・9/18〜12/14
デブっちょのカラフルな女性像を造る作家・・・という認識でしかなかったです。ニキは、かなり美人のアーチストでした。
★↑パンフから・・・★
ところが、初期の頃のアートには、驚愕!全くイメージと違い、腰が引けました。
様々なオブジェを石膏で固めた作品群や「射撃絵画」のパフォーマンスなど、全く私には受け入れがたいタイプの芸術でした。見た目が気持ち悪いと言うか・・・。私にはアーチストの主義主張や思想って、あまり興味がないんです。彼女の心の傷にも。
その後、女性と言うもの女性の生き方的なことに強く関心を持ち始めてからの作品が、私の知ってるニキの作品でありイメージ。それが<ナナ>シリーズです。その他、男女の関係性を表現したカップルのシリーズ。カラフルなふくよかな巨大な彫刻。
<タロットガーデン>の建設にも着手。ガウディの「グエル公園」や、郵便配達夫が手作りで作った「シュバルの理想宮」に影響受けた彫刻満載の公園。
★↑撮影スポット「ブッダ」★
●絵はがき・・・
↑<タロットガーデン>シリーズのスケッチ。左:法皇 右:魔術師
↑左:怪物の心 右:逆立ちするナナ
作品群の中に「絵手紙」シリーズがありました。日本のコレクター・日本人女性の増田静江さんとのやり取りの絵手紙がとても良かったです。一番、ニキらしい気がしました!
ナナシリーズは、妊娠した女友達にインスピレーションを得たとありますが、自由で伸びやかな動きとか色彩は、見ていると元気な力が湧く・・・ような気がしていました。しかしそれ以前のナナの過去を知ることで、違ったイメージも持ってしまいました。