よみがえるバロックの画家【グエルチーノ】展
●上野・国立西洋美術館 ●2015年3月3日〜5月31日まで
上野に桜を観に行くだけのつもりが、看板見たら、急に観たくなって観てしまいました。西洋美術館は案外空いているので、いいんです。
大して観たくないのに無理していくとハズレますが、看板観て身体が勝手に動いてしまうのは、取りあえずハズレないものです。正直だな〜〜私って。
<グエルチーノ>なんて画家の名前は初めて聞く名前なんですけどね・・・でも、絵は素晴らしかったです。イタリア・バロックの代表的な画家ということで、イタリアでは有名なのかな?大きな絵が多くて、観甲斐がありました。しかも人が少ないのでゆったり観られたしね。一般的な画家ではないせいか、おしゃべりなオバさんたちがいないし、中途半端なうんちくを聞かせて悦に入る人も居ない。
●絵はがきキリストがなんともイケメンなの〜! 右上:<聖母のもとに現れる復活したキリスト>大きな作品です。絵はがきはその一部切り取った感じ。
左上:<マルシュアスの皮をはぐアポロ>・・・アポロももちろん美形なんだけど、残酷な仕打ち。サテュロスの男が音楽を自慢するので、アポロと競って負けた絶えに罰を受けているところ・・・。腕を縛られ、なま皮剥ぎの刑!って・・・神様こわい!
左下:<聖母被昇天>・・・これは美しい。バロック〜〜!って感じがした。
あとビックリしたのが、<聖三位一体>。キリストと神様が語らう図だけど、二人とも子供(天使?)の頭を踏みつけにしてる!!
良かったのが、フレスコ画3点。<プットー><風景の中の白馬><鴨撃ちのいる風景>。それと<聖フランチェスコ>はよかった。全体が赤茶色に統一された色彩で、異彩を放っていました。<聖母子と雀>も良かったな。子供(キリスト?)が可愛い。
なかなか満足でした!!