横浜美術館開館25周年記念【ホイッスラー展】
究極の美を求めてーージャポニズムの巨匠、待望の大回顧展
●横浜美術館 ●期間:2014/12/6〜2015/3/1
この絵のチラシとポスターで、ちょっと期待して行ったんですが、残念ながら私の予想してたのとちょっと違った・・・。
「白のシンフォニーNo.2:小さなホワイトガール」・・・実はホイッスラーの愛人がモデルって言う・・・トホホ・・・。
「ジャポニズム」の巨匠というので、なんというか、もっと日本的な匂いのする絵が見られるかと思ってたけど、今ひとつ???
唯美主義(=色と形の調和による視覚的な喜びを目指す・・・らしい)を指導し、日本の浮世絵や工芸品にインスピレーションを得た絵画・・・というけど、今回あまりそういう題材の絵画が少なかったということなのかも。
上の絵はがきの左側「黄色と金色のハーモニー:ゴールド・ガールーコニー・ギリクリスト」・・・少女マンガ的なタッチ!
右側「紫とバラ色:6つのマークのランゲ・ライゼン」
むしろ、川や橋を題材にした絵が多く、連作の版画の小品(絵はがきのモノクロのものとか「ブラック・ライオン波止場『16点のテムズ川の風景エッチング集』)
絵はがきの上左側:「ノクターン:青と金色ーオールド・バターシ・ブリッジ」・・・浮世絵「『名所江戸百景』のうち《京橋竹がし》」をモチーフにしているということで、比較する展示になっていたが、広重の方が素晴らしいのですけど・・・でも、霞がかった深いブルーはとても綺麗でした。
さらに右側:
「ノクターン:ソレント」・・・こちらも不思議な水色が幻想的。美しい1枚でした。
祝日でちょっと混んでいたのと、あまり目を惹く物がなく、割とあっさり観て終わりました。
前回のと続けて不作だな〜〜ちょっと。