今日は、朝は曇りで涼しげだったのに、お昼頃にはものすごく暑くなっていました。出かけるのに防止を忘れてしまい、油断してたら、熱中症になってしまいそうな日照りでした。
【ルーヴル美術館展】
〜地中海 四千年のものがたり〜
●上野/東京都美術館 ●〜9/23まで
呼び物は、このチラシの写真、アルテミス像らしいけど、それ以外も素晴らしい造形物がてんこもりでした。
紀元100年頃、
<アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神、通称「ギャビーのディアナ」>・・・イタリアの“ギャビー”という人が作者みたいですね。しかし、この像の美しさときたら!この写真では、十分に表せていないのです。実物のアルテミスの表情、特に顔の輪郭の女性らしいラインと、微笑み。私のお勧めビューポイントは、
横顔と
後ろ姿(特に首筋)ですよ!!
残念ながら絵はがきがないのですが、もっと見物だったのが、アルテミスにたどり着く前に最初の方に展示されていた、ローマ皇帝の立像!!迫力!<
ローマ将軍の英雄的な像:おそらくオクタウィアヌス(後の皇帝アウグストゥス)>が、かっこ良すぎる!美しすぎる!紀元前30年頃、イタリアで活動していた“オフェリオン”という人が作ったものらしい。
紀元前の300〜前200年頃の作品なのに、その人物像の正確な美しさ。小さい
タナグラ人形というのがありましたが、10〜15センチくらいでしたが、すごく精巧で美しい!
逆に巨大な
ローマ皇帝ルキウス・ウェルスの妻ルキッラの巨大な頭部が、これも素晴らしい。これはカルタゴ、チュニジアが出土?紀元150〜200年頃。
絵はがきにもある
赤像式クラテル(壷)の絵も美しい。人間の筋肉やバランスが美しいのですね〜!
ほかにも美しいモノがいっぱい。最後の方の近代のフランス人の絵画はあまり、目を引かず、通り抜けました。
紀元前後の索引があんなに精巧で美しいのに、近年になればなるほど、魅力が減るのは何故なのか?不思議です。